[比較】インテル Core i7-11600H vs インテル Core i7-10750H – 期待通りの結果に
ゲーミングノートPCの世界で最も人気のあるCPUであるCore i7-10750Hは、基本的にどのブランドのノートPCにも搭載されています。Comet Lake HのCPUは、Zen 2のCPUには及ばないものの、信頼性の高いパワーを発揮し、シングルコアのパフォーマンスも相変わらず高く、ゲームには最適です。
今日は、Core i7-11600Hとi7-10750Hを比較して、両者の演算能力にどれだけの差があるのか、また、自分のニーズに応じて少し古いノートPCを選ぶことが正しい選択なのかを見てみましょう。どちらのCPUも同じような仕様で、6/12レイアウトを採用しており、旧型のi7はブーストクロックが5.00GHzとなっていますが、これをノートPCで実現できるかどうかが注目されます。
ここでは、トップノートPCのCPUランキングをご紹介しています。
両CPUの詳細はこちらからご覧いただけます。インテル Core i7-11600H/インテル Core i7-10750H
スペック表
インテル Core i7-11600H | インテル Core i7-10750H | |
---|---|---|
アーキテクチャ | タイガーレイクH45 | Comet Lake H |
リソグラフィー | 10nm | 14nm |
ベース/最大周波数 | 2.90-4.60GHz | 2.60-5.00GHz |
コア数/スレッド数 | 6/12 | 6/12 |
メモリタイプ | DDR4-3200MHz, LPDDR4x-4266MHz | DDR4-2933MHz |
消費電力 | 45W | 45W |
キャッシュ | 18MB | 12MB |
統合GPU | – | インテルUHDグラフィックス630 |
CPU ベンチマーク
新しいアーキテクチャを採用した新しいCPUがトップに立つのは、驚くことではありませんでした。Core i7-11600Hは、3Dレンダリングで22%速く、Photoshopでは1秒以上のリードがあります。
結果はCinebench R23のCPUテストによるもの(スコアが高いほど優れています)
結果はPhotoshopベンチマークテストの結果です(スコアが低いほど良い)
結論
全体的に見て、Core i7-10750Hは3Dと2Dの両方のレンダリングで負けています。しかし、これは予想されたことであり、同じようなスペックの2つのCPUを比較しているのに、一方のアーキテクチャが優れているからです。結局のところ、Core i7-11600Hはキャッシュが50%多く、ベースクロックも高く、より小さなノードで作られています。しかし、Core i7-10750Hを搭載したノートPCは、価格が下がってきており、なおかつ非常に優れたパフォーマンスを発揮しますので、検討すべきでしょう。また、ゲーミングノートPCを探していて予算に余裕があるなら、AmpereやTiger Lakeの登場で安くなったTuring GPUとComet Lake HのCPUを搭載したノートPCを探すのもいいでしょう。Comet LakeとAmpereのコンボでも、多くのノートPCに搭載されています。