[比較】インテル Core i7-1195G7 vs AMD Ryzen 5 5500U ~Zen 2はまだまだ戦える
Zen 2は発売から2年経っても素晴らしいパフォーマンスを発揮し、予想外の長寿を遂げている。AMDは、Zen 3が大量リリースされる前に、このアーキテクチャを利用した最初のRyzen 5000Uシリーズのいくつかを使って、さらに命を吹き込むことに成功しました。
このファミリーの人気チップの1つが、6コア12スレッドのRyzen 5 5500Uで、Creatorアプリが実に楽しめそうです。一方、Core i7-1195G7は、大人気のCore i7-1165G7をオーバークロックしたもので、クロックは5.00GHzと、15Wチップとしては非常に高いレベルに達しています。しかし、アプリケーションはできるだけ多くのコアを利用することをよく学んでいるので、4/8セットアップは性能不足を引き起こすようです。
本日は、Intel Core i7-1195G7とAMD Ryzen 5 5500Uを比較します。
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両CPUの詳細はこちらでご確認いただけます。インテル Core i7-1195G7/AMD Ryzen 5 5500U
スペック表
インテル Core i7-1195G7 | AMD Ryzen 5 5500U | |
---|---|---|
アーキテクチャ | Tiger Lake UP3 | ゼン2 |
コア数 / スレッド数 | 4/8 | 6/12 |
クロックスピード(ベース/ブースト | 2.90 – 5.00GHz | 2.10 – 4.00GHz |
キャッシュ | 12MB | 11MB |
リソグラフィー | 10nm | 7nm |
TDP | 最大28W | 15W |
メモリタイプ | DDR4-3200MHz。 LPDDR4x-4267MHz | DDR4-3200MHz、LPDDR4x-4266MHz |
統合GPU | インテル Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) | AMD Radeon RX Vega 7 (R4000/5000、15W) |
CPUベンチマーク
2年前のアーキテクチャでありながら、Ryzen 5は3Dレンダリング性能で8.6%高いスコアを記録し、依然としてトップです。2Dレンダリングでは、Intel製チップの方が06秒早くベンチマークを終了しています。
結果はCinebench R23のCPUテストによるもの(スコアが高いほど優れています)
結果はPhotoshopベンチマークテストの結果です(スコアが低いほど良い)
GPUベンチマーク
搭載されているVegaグラフィックは、3DMark Fire Strikeで4%、Iris Xe Graphics G7はUnigine Superpositionで23%高速になります。
結果は3DMark: Time Spy (Graphics)ベンチマークによるものです(スコアが高いほど優れています)
結果は3DMark: Fire Strike (Graphics)ベンチマークによるものです(スコアが高いほど優秀です)
結果は3DMark: Wild Lifeベンチマークによるもの(スコアが高いほど優秀)
結果はUnigine Superpositionベンチマークによるものです(スコアが高いほど優秀です)
ゲーミングテスト
CS:GO | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p、中(設定確認) | HD 1080p, MAX(設定確認) |
---|---|---|---|
インテル Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) – Core i7-1195G7 | 176 fps(+71%) | 129 fps(+79%) | 75 fps(+47%) |
AMD Radeon RX Vega 7(R4000/5000, 15W) – Ryzen 5 5500U | 103 fps | 72 fps | 51 fps |
DOTA 2 | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p、ノーマル(設定確認用) | HD 1080p, High(設定確認) |
---|---|---|---|
インテル Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) – Core i7-1195G7 | 145 fps(+28%) | 95 fps(+27%) | 62 fps(+44%) |
AMD Radeon RX Vega 7(R4000/5000, 15W) – Ryzen 5 5500U | 113 fps | 75 fps | 43 fps |
まとめ
結論から言うと、Ryzen 5はやはり非常に高性能で、Zen 2がいかに時代を先取りしていたかを物語っています。CPUは一般的な性能ではIntelチップに匹敵します。しかし、Team Blueの統合グラフィックは、ゲームではやはり比類がありません。ただし、グラフィックス性能はRAMに大きく依存することを念頭に置いておく必要があります。また、Ryzen 5を搭載したデバイスも安くなるはずです。Ryzen 6000シリーズが目前に迫っており、つまり、先代モデルが販売されることになるわけですから。