[比較】Intel Core i7-1250U vs AMD Ryzen 7 6800U ~より高性能か、より高効率かの二者択一
Ryzen 6000Uシリーズは、これを採用するノートPCが最小クラスのものであることを考えると、効率と性能に優れた、過小評価されているチップ群である。ほとんどのAlder Lake CPUと比較すると、コア数で不利な点がありますが、AMD CPUは常にハイパースレッディングを使用しているので、なんとなく均等になっていますね。
そんなわけで、今日のところはTDPがわずか9WのCore i7-1250Uを、基本TDPが15W~28WのRyzen 7 6800Uと並べることにしました。Ryzen 7はより効率的に、より多くの電力をもたらすことができるのでしょうか?それを見極めるために、私たちにお付き合いください。
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両CPUの詳細については、こちらをご覧ください。インテル Core i7-1250U/AMD Ryzen 7 6800U
スペック表
インテル Core i7-1250U | AMD Ryzen 7 6800U | |
---|---|---|
アーキテクチャ | Alder Lake-U | Zen 3+ |
コア数/スレッド数 | 10/12 | 8/16 |
クロック速度 – ベース/ブースト | 0.80 – 4.70GHz | 2.70 – 4.70GHz |
キャッシュ | 12MB | 20MB |
リソグラフィー | 10nm | 6nm |
TDP | 9W | 15-28W |
メモリータイプ | DDR5-4800、LPDDR5-5200、DDR4-3200、LPDDR4x-4267 | DDR5-4800、LPDDR5-5200 |
統合GPU | インテル Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) | AMD Radeon 680M |
CPUベンチマーク
3DレンダリングではRyzen 7が盛り上がり、Cinebench 20で53%の高スコアを獲得。一方、PhotoshopではCore i7が約0.5秒速い。
結果はCinebench R23のCPUテストによるもの(スコアが高いほど優れています)
GPUベンチマーク
Ryzen CPUに内蔵されたGPUは、3DMark Fire StrikeとUnigine Superpositionの両方で80%高いスコアを出しているのがすごいところです。
The results are from 3DMark Time Spy (Graphics). Higher is better.
Results are from 3DMark Fire Strike (Graphics) benchmark (higher the score, the better)
The results are from 3DMark Wild Life Extreme Unlimited. Higher is better.
結果はUnigine Superpositionベンチマークによるものです(スコアが高いほど優秀です)
効率性
今日は少し変わった方法で、両チップの効率性を見てみたいと思います。テストに使用した2台のノートパソコンは、どちらもバッテリー容量がほぼ同じですが、AMDを搭載したノートパソコンには、はるかに高い解像度の有機ELディスプレイが搭載されています。
とはいえ、Intel搭載デバイスはウェブブラウジングで5時間41分、ビデオ再生で4時間30分と、余分な時間が続きます。
Brightness: 180 nits; Display Mode: SDR
Time to Full Discharge: Higher is Better
実際の状況をシミュレートするために、70 以上の Web サイトを自動的に Web ブラウジングする独自のスクリプトを使用しました。
ゲーミングテスト
CS:GO | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p、Medium(設定を確認) | HD 1080p, MAX(設定を確認) |
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インテル Core i7-1250U – Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) | 147 fps | 110 fps | 68 fps |
AMD Ryzen 7 6800U – Radeon 680M | 166 fps(+13%) | 133 fps(+3%) | 106 fps(+56%) |
DOTA 2 | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p、標準(設定の確認) | HD 1080p、高(設定を確認) |
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インテル Core i7-1250U – Iris Xe グラフィックス G7 (96EU) | 122 fps | 90 fps | 55 fps |
AMD Ryzen 7 6800U – Radeon 680M | 146 fps(+20%) | 115 fps(+28%) | 81 fps(+47%) |
まとめ
Ryzen 7は、演算処理だけでなく、GPUベンチマークやゲームでも、より強力なパフォーマンスを発揮します。しかし、PhotoshopではIntelプロセッサのほうが依然として高速で、輝きを放っています。バッテリーが小さくても、Ryzen 7 6800Uをそれなりに長持ちさせることができます。