[比較】Intel Core i5-1240P vs AMD Ryzen 5 5600H:「最大TDP 28W」-AMDの夢の中だけでしかない
CPU 市場は非常に競争が激しくなっており、数十年にわたる戦争で、2 つの独 立したプレーヤーが絶え間なく競い合っています。本日、新たな章を追加し、28WのCore i5-1240Pが、その約2倍の電力制限を持つCPU、Ryzen 5 5600Hに対抗します。
しかし、コア数はCore i5の半分しかなく、通常AMDの重要な戦術である、より高いコア数のプロセッサを提供するのは、今回ばかりはチーム・ブルーとなりました。Alder Lakeの技術的な向上がRyzenの能力を超えるかどうか、見てみましょう。
ここでは、ノートパソコンのCPUを性能別にリストアップした「トップノートパソコンCPUランキング」を紹介します。
本日はインテル Core i5-1240PとAMD Ryzen 5 5600Hの比較です。
両CPUの詳細はこちらでご確認ください。インテル Core i5-1240P/AMD Ryzen 5 5600H
スペック表
インテル Core i5-1240P | AMD Ryzen 5 5600H | |
---|---|---|
アーキテクチャ | Alder Lake-P | ゼン3 |
コア数/スレッド数 | 12/16 | 6/12 |
クロック速度 – ベース/ブースト | 1.20〜4.40GHz | 3.30 – 4.20GHz |
キャッシュ | 12MB | 16MB |
リソグラフィー | 10nm | 7nm |
TDP | 28W | 45W |
メモリータイプ | DDR5-4800、LPDDR5-5200、DDR4-3200、LPDDR4x-4267 | DDR4-3200、LPDDR4x-4267 |
統合GPU | インテル Iris Xe グラフィックス G7 (80EU) | AMD Radeon RX Vega 7 (R4000/5000、35/45W) |
CPUベンチマーク
Core i5は、Cinebench 20による3Dレンダリングで17%高いスコアを記録し、Photoshopテストでも2秒近く速いスコアを記録している。
結果はCinebench R23のCPUテストによるもの(スコアが高いほど優れています)
結果はPhotoshopベンチマークテストの結果です(スコアが低いほど良い)
GPUベンチマーク
多くのラップトップは、電力を節約するために、専用GPUの出力を統合ソリューションに通す戦術を採用しているため、性能に若干の打撃を与えながらも、iGPUはラップトップ、それもゲームを扱うものにとって不可欠なパーツとなっています。
Intel CPUに内蔵されたiGPUは、3DMark Fire StrikeとUnigine Superpositionでそれぞれ34%と37%高いスコアを出し、ベンチマークではるかに良い結果を出している。
結果は3DMark: Time Spy (Graphics)ベンチマークによるものです(スコアが高いほど優れています)
結果は3DMark: Fire Strike (Graphics)ベンチマークによるものです(スコアが高いほど優秀です)
結果は3DMark: Wild Lifeベンチマークによるもの(スコアが高いほど優秀)
結果はUnigine Superpositionベンチマークによるものです(スコアが高いほど優秀です)
ゲーミングテスト
CS:GO | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p, Medium(設定確認) | HD 1080p, MAX(設定確認) |
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インテル Iris Xe グラフィックス G7 (80EU) – Core i5-1240P | 144 fps | 92 fps(+2%) | 64 fps(+3%) |
AMD Radeon RX Vega 7(R4000/5000, 35/45W) – Ryzen 5 5600H | 145 fps(+1%) | 90 fps | 62 fps |
DOTA 2 | HD 1080p、低(設定確認) | HD 1080p、標準(設定を確認する) | HD 1080p、高(設定を確認) |
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インテル Iris Xe グラフィックス G7 (80EU) – Core i5-1240P | 160 fps(+6%) | 106 fps(+19%) | 61 fps(+33%) |
AMD Radeon RX Vega 7(R4000/5000, 35/45W) – Ryzen 5 5600H | 151 fps | 89 fps | 46fps |
まとめ
Core i5-1240Pの28Wという電力制限は、Intelが電源ブリックと冷却が許せばメーカーが増やすことを認めているため、紙面上だけの制限であり、より高い性能を伴っている。このように、Core i5はRyzen 5のTDPに合わせながら、コアを倍増させ、スレッドを4つ追加しているので、これだけの性能差が出るのもうなずける。